昨日のbonbonのエントリーに引き続き
下町にあるお店を紹介。
かつて色街として知られた向島にあるシャッター商店街に
区が進める再開発事業の一環でできたお店、「鳩ノ目」。
鈴木荘の一階にある「鳩ノ目」
何人かで経営しているようで
ワタシがこの店に行ったときのオーナーさんは
平日は会社員をやっていて
休日のみ店番兼、レザークラフトをされているとのこと。
そのレザークラフトはというと
ちょっと高めでしたが
手作りで一点モノとくれば納得の値段。
他にはイラストや小さな雑貨が
余白を大切に並んでいます。
その陳列の中で
もっとも釘付けになったのがコレ
ベイビーのためのガラガラ
(↑写真はラトル工房ブータレブーのサイトより転載しています)
ジブンに子供がいないのに
どうしても欲しくなり購入。
それを山本さんとこのベイビーに強引にもらってもらいました。
種類は蝶々、
お星さまや花など豊富にあり
選んだのは音符。
どのデザインも共通でオモシロイのは
片面に笑顔、もう反面にビックリの縦の口と、
表情が違うということ。
面をくるくると返すことで
ぱらぱら漫画のように表情が変わり
大人も見ていて楽しい。
それと、
安心素材を使っている様子。
なんと”ガラガラ”と鳴る音の正体は小豆。
何から何までこだわりが感じられ飽きないのですが
もっともお気に入りなのはユーザビリティーの側面。
つまり、デザイン。
ベイビーが持ちやすいよう
しっかり握れるようグリップの細さが凹凸感が
よく計算されているところがにくい!!
これはベイビービリティーですな。
短縮でベイビリティー。
さらに略してBB。
『ラトル工房 ブータレブー』の商品は
ウェブショップからも購入できるようです。
それにしてもこのお店の名前『ラトル工房 ブータレブー』とは
ナイスネーミング!
「鳩ノ目」でもモチロン買えます。
ところで、
このお店がある向島の鳩ノ街商店街は
高円寺のように商店街が多数ありそれぞれが八方にのびているわけでもなく、
阿佐ヶ谷のパル商店街のようにながーいわけでもなく、
距離としてゲキ短いのが特徴。
水戸街道から入って
あっという間に隅田川近くの墨堤通りに出るので
きょとんとしてしまう。
拍子抜け状態で近隣の小学校や住環境をみていると、
意外と新興住宅街らしくマンションが立ち並んでいてごくふつーの景色。
元来た道を逆戻りしはじめて
再び商店街へ。
ジブンには街の知識がないせいか、
上記通りかつて色街だったという徴があまりわからず、
それらしき面影の残る特徴をキャッチできず終いで、
ただただ目に古びたお店の風景をたれ流した。
この小さな街を形成するには
数点の飲食店、薬局、お惣菜屋、銭湯、日用雑貨店、写真屋、時計屋・・・などの
最小限のお店があれば十分なのかとも思う。
ちなみにコンビニはない。
そんなレトロな商店街に
「鳩ノ目」のような新しい息吹が舞い込むと
それはそれでワクワク感があり、
ブランド付けがうまく烙印された谷中の魅力とは異なり
(つまりもう出来上がっている)
向島は再開発のことを考えるだけで希望が感じられます。
(鳩やら希望やらで、
大島渚監督の『ハトを売る少年』あらため『愛と希望の街』でしたっけ!?
なんとなく思い出しました。関係あり?)
それと
もし・・・ここに・・・
お店を構えることができたら・・・
ジブンが再開発にちょっとでも加担できるわけだし
リアル・シムシティーができるかも、
と、ただいま妄想が暴走中です。
商店街入り口らへん
街の写真屋
ついでに「鳩ノ目」入り口。
入り口のドアのデザインや、この椅子に見られるように、元スナックのアイテムをそのまま
利用しているとのこと。
今日のおすすめのお店、終わり