江戸川区のプロジェクトで、
学生と職人がタッグを組んで新しい商品を作る
「えどがわ伝統工芸産学公プロジェクト」というのがあります。
そこで生み出された
「デザ風鈴」
は、文字通り風鈴がアイスデザートになっています。
組み合わせとしては誰も考えなかった「デコ+風鈴」の発明を
美大生が企画・デザインし、
仕上げは「江戸風鈴」の老舗として有名な篠原風鈴本舗さんにバトンタッチ。
「吹きガラス」という習得に数年を要す技術によって
丸みを帯びたキレイな風鈴ができあがりました。
今年の夏は暑いときいていますが、
如上通り手作りの拭きガラスなので
涼しい音で乗りきれられそう。
今度、この風鈴の音色をアップしますが、
この音色の秘密を探りに
都営新宿線の終駅より一つ手前、瑞江駅よりさらに徒歩20分、
はるばる篠原風鈴さんのところへ行ってきて
どんなもんよと風鈴作りを体験してきました。
折りしも修学旅行中の中学生たちがたむろう中、
大人ひとりまじって。
体験内容を流れを追って書くと、
最初に、職人に説明を受けながらガラスを吹くデモを見た後、
吹き方の難しさをとくと聞く。
↑Tシャツ!!風鈴愛しすぎ!?
次に実際にガラスを吹いてみたのですが、失敗。
難しさを痛感。ガーンとなる。
ガラス吹きをサポートをしてもらい、なんとか成功。
熱を帯びた風鈴のガラス部分を冷ます間に絵柄をアレコレ悩む。
そうこうするうちに、風鈴が冷めデザインに着手可能になり、
これが内側に絵を描くので大変難しいこと、悪戦苦闘。
例えばテキストを入れる場合は鏡文字を考えなくてはいけない、というように。
意外なことに着色は、お馴染みの水性の絵の具で、
乾くまで重ね塗りができず、想像の通りに描けない。
おまけに
さっきまでおしゃべりしていた
中学生のライバルたちが次々と完成し、焦る。
↑中学生の風鈴1
↑中学生の風鈴2 うっ うまい
風鈴作りがすっかり完成して余裕をかましているグループのうちの一人から
おもむろに「いいかんじー」と声をかけられ
思わずほくそ笑むものの、
「本当にそう思う?」と疑心暗鬼に囚われ、
その女子中学生の意中を探る。
↑風鈴作りの途中 何がなんだかわからなくなってきたところ。
この時、モチベーション1/10へ撃沈。
迷惑を考えず、
そきほどの中学生に「本当にいい感じ?」なのかをしつこく聞いた結果、
褒め言葉を幾つかゲットしモチベーション(8/10ぐらい)アップ。
褒められると伸びるコなんです。
で、作業再開。
一時間ほどの挌闘の末、
ようやく塗りが終わり、
仕上げはおかーあさん!よろしく職人篠原さんにお願いし、
札と鳴り棒、それと吊るし紐をつけてもらい完成。
篠原さん、ありがとうございました!!
デザ風鈴をマネして作り始めたのはいいのですが、
何のデザートかはっきりしないまま終了したことに
憤りを覚えて、
家にもってかえり
接着剤でチョコチップをのせ、ソレっぽくした図がコレ。いちよ完成。
じゃーーん。
というか
でーーーん。
やはり、素人作なのでデザイン的な完成度が高くありませんが、
音はとっても涼しい!!
東京キッチュで販売しているデザ風鈴は
間違いなくもっともっとキレイです。
そして、ネットではウチでしか販売していない商品ですので、
ムダにデコるのが好きな人、お早めにどうぞー。
今日の入荷商品のお知らせ、終わり。
デザ風鈴はこちら >>